紀元前 |
アリストテレスの著書『動物誌』で皮膚疾患、切り傷、感染症の治療薬として言及している。 |
1966年 |
フランスのレミ・ショウバン(ソルボンヌ大学生化学室長)が「昆虫を侵すバクテリアの研究」の中でプロポリスが天然の抗生物質様成分をもつことを発見。 |
1967年 |
デンマークの養蜂家ルント・アーガードが研究を開始、1973年まで続ける。この成果はのちに『プロポリス――それは健康への道』としてまとめられた。 |
1972年 |
第1回国際プロポリス・シンポジウムがチェコスロバキアで開催 |
1980年 |
ルーマニアのブカレストで開催された第五回国際プロポリス・シンポジウムで「フラボノイドを多量に含むプロポリスの生化学的作用」をベント・ハーブステン(ドイツのキール大学)が報告。
植物性色素フラボノイドが一躍注目され、生化学的研究の道が開かれた。 |
1985年 |
第30回アピモンディア国際養蜂会議(名古屋)でプロポリスの治療効果に関する複数の報告(東欧諸国のもの)がなされたことによる。日本人三人もミツバチ治療学分科会で「日本産プロポリスの化学成分および抗微生物活性」を報告し、これで日本にプロポリスが広く知られるようになる。 |
1987年 |
3月 瀬長良三郎『プロポリスの驚異』出版
9月 深沢光一『プロポリス健康法』出版
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1988年 |
7月 徳永勇治郎『即効!!プロポリス健康法』出版 |
1990年 |
松野哲也(国立予防衛生研究所ウイルス室長)氏が、偶然手にしたブラジル産プロポリス研究に着手する。 |
1991年 |
第50回日本癌学会において松野哲也氏がプロポリスの抗ガン効果について報告。 |
1991年 |
1月『朝日新聞』がフラボノイドの抗ガン作用の研究(小野克彦グループとマーク・フィッシャーのグループの研究)を紹介。 |
1993年 |
第52回日本癌学会総会で今度は林原生物化学研究所がプロポリスの不活化作用(ガン細胞増殖を抑制する働き)を実験で確認したと報告。
「ブラジル産プロポリスの抗ウイルス作用」(『生薬学雑誌』1993)といった論文が発表されるようになる。
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