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蜂の巣の巣の構成は一匹の女王蜂と雌の働きで成り立っています。雄蜂は交尾時期(春から夏)のみ作られ、働き蜂のような仕事はしません。女王蜂は春上空高く飛び立ち、10匹から20匹の雄たちと交尾をします。この一度の交尾で1日に1500〜2000もの産卵を続けます。孵化したての幼虫はローヤルゼリーを少量づつ与えられるが、3日を過ぎると花粉と蜂蜜を与えられて育ちます。女王蜂となる幼虫には特別な台座に産み付けられ、ローヤルゼリーをふんだんに与えられます。同じ姉妹の中から女王蜂と働き蜂を分けるのはローヤルゼリーの与えられる量によります。 |
掃除係(日齢1〜3日)
生まれたばかりの働き蜂は、1〜2時間かけて足や羽を使っておなかをこすって汚れを落とし、身繕いをします。幼虫が出た後の部屋に散乱しているサナギが脱ぎ捨てた皮や巣房の蓋の掃除をしたり、貯蜜房を花粉をなめてきれいにします。 |
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育児係(日齢3〜15日)
咽頭線が発達してローヤルゼリーが分泌できるようになります。女王蜂や幼虫の給餌が始まります。卵の点検から幼虫の世話まで忙しく働きます。 |
造巣係(日齢10〜20日)
咽頭線が衰えローヤルゼリーの分泌は少なくなります。代わって巣作りに必要な蜜ロウがロウ線から分泌します。このロウを使ってあの正確な六角形の巣作りをします。 |
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外勤係(日齢20日以上)
蜜や花粉を集めます。1分間に訪れる花の数は15個。1ヶ月の飛行距離が北海道から鹿児島までを2往復した距離1万km。その間に集める蜜はスプーン半分程度です。
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守衛係(日齢20日)
蜂蜜などを狙った動物などを刺すことによって巣を守ります。刺したら針を相手に残しその蜂は死にます。 |
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プロポリス係(日齢20以降)
蜜を採らなくなった蜂がプロポリスを作る材料を集めます。樹木の少ない都会ではアスファルトなどを集めることもあります。それでプロポリスは薬用植物の繁茂している所の物が望ましいのです。 |
※春や秋の標準的な分業の進行を示しています。日齢は季節や,群の状態,仕事の有無(流蜜の有無,働き蜂の構成の変化)などによって大幅にずれることがあります。また個体差も大きく、特定の仕事を長期間し続けるものや、死体運びなど特殊な仕事に従事するものもいます。 |
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